実写化の尊さを感じた『坂道のアポロン』
こんにちは!かなこです。今回は先月友達と観た映画『坂道のアポロン』の感想を書きたいと思います💪
そもそもなんで観ようと思ったかというと、私の友達が原作である小玉ユキ先生の同マンガが大好きで、激推しされて読んだら私も好きになってしまったから♡マンガのことについてはまた今度書こうかな!
そもそも坂道のアポロンがどんなお話か。時は1966年。主人公の男子高校生・西見薫が長崎県佐世保市に引っ越してきます。同じクラスの不良でケンカばかりして恐れられている川渕千太郎と、千太郎の幼なじみの迎律子やその周りの恋模様と人間関係が、ジャズを通して描かれています。「月刊フラワーズ」に2007年〜2012年にかけて連載され大人気コミックとなり、アニメ化もされました。
主人公の西見薫を知念侑李くん、千太郎を中川大志くん、りっちゃんこと律子を小松菜奈ちゃんが演じています。私はマンガの実写化に対して反対とかないし辛口な方ではないです(←何様笑)。そもそもマンガと実写は別のものだからキャストの方たちは似ていなくてもいいって思っています。そんな私でもすごくぴったり!って思うキャストの方たちだし、世界観もマンガそのものでもうすごく良くて感動した!期待以上!っていうのが簡単な感想😂✨✨
時代背景は今より結構昔でテーマはジャズ。女の子が憧れるような胸キュン満載とかではないし、決して派手な映画ではありません。むしろ宣伝なんかを観ただけだと、”素朴”な感じ。正直マンガの実写化って最近はいっぱいあって、特に学園ものだと「また少女マンガの学園ものの実写化か……」って感じで軽く見られてしまいがち。でもこの映画はその素朴さからか、そういうところが一切ありません。映画だからって誇張はしていなく、マンガの雰囲気そのもの。それなので原作を知らない人もすんなりストーリーに入れるし、マンガを読んだことがある人はマンガとの差を感じることなく観れると思います。(若干ストーリーが違うところもあるけど)
素朴って言っていますが、それはあくまでも宣伝とかで他の映画と比べたときのぱっと見のこと。実際はその素朴さの中に人物たちの想いと、ジャズのこなれているけれど強くてしなやかな音色を感じることかできる、ものすごく熱い映画です。
どういう順番で何を書いていいかわからないけど、次は特に印象深いシーン🎬
まず、オープニングから鳥肌が立ちました!こんなかっこいい始まり方があるなんて……😂音楽とクレジットがもう最高です。好きなシーンは他にもありますが、私はここが1番好きかも笑 ここで一気にタイムマシーンに乗って1966年に来たかのように、その時代とジャズの世界に引き込まれていきます。
もう1つはやっぱり文化祭のシーン。アニメでも伝説のシーンって言われるほどに人気で、ストーリー全体の中でも大事な部分です。ここは薫のピアノ🎹と千太郎のドラム🥁によるジャズ演奏のシーンなのですが、音楽は言うまでもなく素晴らしかった。そんな中、私は薫と千太郎が交互に移り変わるカメラワークに魅了されました。2人だから通じ合っている心と演奏をしている2人の体の芯からの楽しさと迫力が感じられました。その切り替わるスピード感って、マンガでは表現できないもの。わたしはそこに「実写化をする価値や意味」があるのだと思いました。
今回『坂道のアポロン』を観て「実写化の尊さ」が、そこにはあると思いました。うまく伝えるのが難しいのですが、実写化によって原作そのものの価値も高くなり、またただの実写化とは言えないような、独立した1つの映画として制作された価値、そして私たちが観る価値のある映画だということです。
実は私はこれまで映画ってあんまり観て来ませんでした。そんな私のただの感想ですが、興味を持ってその世界観を味わってくれたら嬉しいです^ ^これからも普通のブログに加えて、前書いたようなオススメの本や映画などの感想を、プロでもなく本当に普通の私が普通に書いていこうと思います✏️
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