これって実は私にとって、かつてない挑戦なのです。というのも、私は小さい頃から不器用で美術・家庭科は苦手、アイディアとかもゼロから面白いものを生み出すのが苦手だから。例えば、勉強ができなくて居残りはなかったけど、裁縫とかミシンは全っ然終わらなくて、だいたい居残りしてました笑　絵なんか苦手すぎて美術は苦痛、自己紹介の紙に似顔絵も書かないで提出。アイディアを生み出すことに関しては、普通のことは割と簡単に思いつくんだけど、頭が固くて面白い発想ができなくて、いつも「あの子の発想すごいな。それに比べて自分はなんて平凡なんだろう、つまらない人間なんだろう。」って感じ。

そんな自分が、ずーっとコンプレックスでした。そういうのって努力でカバーできるのには限度があると思うし、生まれつきの才能が関わってくる部分だと思うのね。だからもう、自分は一生このままなんだなーって感じで諦めてました。でも、身近な例で例えると、今だったらインスタとかで誰かのイラストとか見るのがすごく好きだし、ハンドメイドとかの作品もブームが来る前からチェックして買ってたし、自分ができない分、生み出すとか作ることにはすごく興味があって、憧れがすごく強かった。でも自分にはできないし、面白味ないし、何よりチャレンジしてみて、自分に才能がないってことを改めて痛感するのが怖かった。このブログにも書いてるけど、私は自分の見た目にも自信がないから、これ以上自分の自信のないところを見つけると、もっと自分が嫌いになりそうだった。

そんなこんなで、あー自分もやってみたいなー、でもどうせできないからいいやって感じでここまできたのです。そうして始まった、この４月からの専門学校。自分の全身の絵を描いたり、デザイン画の基本の9頭身人間の練習、ミシン（工業用）、コラージュ……あれっ？こういうのをやるんだってことは予想はしていたけど、これって私が全部避けてきたことじゃん！！ってこの前気づきました笑

毎回毎回、「どうせ自分が一番下手なんだろうな、つまらないんだろうな」って思ってやっているところはありますが、これまでと違うところは、決して苦痛とか憎い（これまではできなさすぎて、裁縫とか憎いって思ってました笑）とかは思ってなくて、むしろ自分がどこまでできるのか、楽しみながらやれている部分があるところ。これまでは最初から嫌だと思ってやってるから、全力で何かを作ったことはなかったし、途中で諦めていました。けれど、もしかしたら自分が思っている以上にできるかもしれないし、できなかったとしても案外嫌いじゃないかもしれない。やりきって、やっぱり本当にできなくて嫌いなことがわかれば、それはそれでいい！！

2018.05