今月のBook review
こんにちは!かなこです。今日で3月も終わりですね……。ということで突然ですが、今月読んだ本を感想と共に紹介したいと思います🙋実は私は小学校の時から読書好き♡大学生になってからはあまり読んでいなかったのですが今月は久しぶりに何冊か読めたので、これからは自分の記録のためとみなさんへの紹介ということで、読んだ本を紹介していけたらなと思っています📚💕自分の解釈だし、すごく詳細に書く!というわけではないですが、紹介した本に興味を持ってくれたら嬉しいです😊
といっても今月読めた本はたったの3冊なのですが……。本当は1日1冊は読みたいくらい!笑 でもネットでいろいろ見るのも楽しいし、とりあえず毎月このくらいは読んでいきたいです。
早速1冊目のご紹介🌟
1冊目は『君の膵臓を食べたい』の佐野よるさんの『か「」く「」し「」ご「」と「」』です。これはまず、本屋さんで優しい雰囲気のイラストの表紙に惹かれて買いました。普通の高校生男女5人による何気ない日常の心情に、一人ずつ順番に視点を合わせながら物語が進んでいきます。読み進めていくうちに、この題名の意味が分かっていきます。5人はみんな違う性格で違うある能力を持っていて、それは特別なものではない相手の感情を読み解く能力。5人それぞれでまた種類が違ってはきますが、これはきっとわかる人が多いと思います。男の子のことはわからないけれど、女の子って特に会話とか行動とかから相手の本音みたいなのを、汲み取ろうとすると思います(私だけ?笑)それが役に立つ時もあれば、厄介になる時もある。
高校生が主人公のストーリーにしては派手でもないし、特別大きな事件が起こるわけでもありません。けれどその分5人それぞれの心情が細かく丁寧に、そして優しく描かれて「あーこれわかる!」って共感できる部分が多く、すっと心に入ってきました。読み終わった後になんだかいい感じに肩の力が抜け、爽やかな風に当たったようにすっきりする本なのでこの季節にオススメです🍃あと派手なザ・青春!みたいな高校生以外の物語を読みたい人にいいかも!
2冊目は雑誌「MAQUIA」に2004年〜2011年まで連載され単行本化した『ランウェイ』です。ファッションの世界に飛び込んだ主人公の女性が、ミラノ・パリ・ニューヨークというファッションの中心地を舞台にして、めまぐるしく変わっていく状況に飲み込まれそうになりながらも奮闘し、どのように成功していくのかを描いたストーリー。こんないいタイミングでそんな話があるなんて!って思う部分もありますが、それでも主人公の真昼の進もうとする道にさまざまな困難が立ちはだかります。それをどうやって乗り越えるか、どうチャンスにしていくかがスピーディーに描かれています。ファッションの世界で生きていきたい!女だけどバリバリ働きたい!自立して強い女の人になりたい!そう思っている人の背中を押してくれる本です。
真昼はバイヤーをやったりファッションブランドのディレクターのお仕事をするのでそのことについて知れるのと同時に、ファッション業界の厳しさも痛感できる本でした。ファッション業界で働きたいと思っている私にぴったりの本で、そして今度このことについても書きたいと思っているのですが、私にとって今この本を読んだことに意味があると思わせてくれる本でした。そんなことで私のバイブル本の一つに👏✨
いつも頑張っている真昼に次々と降りかかる出来事に、読んでいる途中、辛くなりました。でも時間は止まるわけでもないし、自分も生きていかなきゃいけない。それに野望もある!どん底から這い上がろうとする真昼に勇気がもらえ、私もこんな風に強くいきていきたいなーと思いました。
最後は黒柳徹子さんがテレビ業界に入って出会った人々との回想録である『トットひとり』です。私は小学校の時に『窓際のトットちゃん』を読んでから、うまく説明できないのですが、考え方というか生き方というかとりあえず黒柳徹子さんが好きなので尊敬しているのです!笑 なんてったって日本のテレビ女優第1号!!普通に考えてすごすぎる😂それなので黒柳さんの人生を描いたドラマ『トットてれび』『トットちゃん!』も見ていたのですが、この本はそのドラマにもあった、日本のテレビの創設期を支えた俳優や演出家の方々、小学校の時のお友達などと黒柳徹子さんのエピソードが詰まった本。この本のタイトルである「ひとり」とは、黒柳さんを囲んでいた素晴らしくてとても面白い人々がみんないなくなってしまったということを指しています。そのためおもしろおかしいエピソードだけではなく、その方達が亡くなった時のことも細かく描かれています。
私、そもそもタモリさんとかビートたけしさんとかも含めこういう昔のテレビ業界の話が割と好きなのですが、特に黒柳さんを通してみるテレビ創設期の話って本当に面白くて大好き📺!!ドラマとか全部生放送だったなんて見てみたかったなーって本気で思います笑 それは置いといて性別はもちろん、生い立ちも、テレビ業界でも違うお仕事をしていてみなさん共通点がいっぱいあるというわけではないのですが、黒柳さんの周りにいる方達ってそれはもう大物ばかり!(黒柳さんご本人も充分大物)その方達は気取ってなくてユーモアたっぷり、でも上品。それでも戦前・中・後を生きているからなのか強く生きている。そしてそれぞれの表現の仕方は違う優しさと暖かさがあり、人間くさい。そこはみんな共通しているなって思いました。
おもしろエピソードばっかりなのですが、亡くなった時のところを読むと悲しいし黒柳さんの寂しい気持ちが伝わってきます。でも黒柳さんの文章って重くなりすぎていなくていい意味で軽快。だから悲しいだけで終わらないし、読み終わった後は面白かったっていう気持ちの方が大きいです。黒柳さんの目を通したたくさんの大スターのそれぞれの生き方というか哲学も知れます。そして黒柳さんのテレビと変わらないような口調そのものの文章で、読み進めていくのが楽しい本です!先述のドラマにも出てきたエピソードもあるので、どっちも見るとより面白いです👀
ということで、今回は初めて本の感想を書いてみました〜。一つひとつ詳しく書いているわけではないど、気になった本があったらぜひ読んでみてね♡
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